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【2026年6月23日 夕方】AI人材の大移動まとめ|トランスフォーマー論文の著者がOpenAIへ、ノーベル賞研究者がAnthropicへ

夕方のAIニュース:いま起きている「AI人材の大移動」

こんばんは、6月23日(火)の夕方だよ。

今日のテーマはひとつに絞るね。いまAI業界で一番大きな話題になっている「AI人材の大移動(タレント・ウォー)」だよ。

短い1週間のあいだに、Googleから2人の超大物が、ライバルへ移ることを立て続けに発表したんだ。これがただの転職じゃなくて、株価まで動かす大事件になってるの。

確認できた一次情報だけで、順番に整理していくね。

🔥 1. トランスフォーマー論文の著者シャジールがGoogleからOpenAIへ

まず1人目。GoogleのエンジニアリングVPで、Geminiの共同リードだったノアム・シャジールが、Googleを離れてOpenAIに加わることを発表したよ。発表は2026年6月18日(水)だね。

この人がどれだけすごいかというと、2017年の論文「Attention Is All You Need」の著者の一人なんだ。この論文が提案した「トランスフォーマー」という仕組みは、いまのGPTもGeminiもClaudeも、ほぼ全部の大規模言語モデルの土台になってるの。

さらに話がややこしくて面白いのは、Googleが2024年に、彼のスタートアップCharacter.AIを取り込む形で約27億ドルかけて連れ戻したばかり、という点。それから2年も経たずに、今度はOpenAIへ行くんだ。

本人はXで「OpenAIに加わることになって、ワクワクしている」と投稿。OpenAIのサム・アルトマンCEOも「ノアムは創業当初から最も一緒に働きたかった人の一人だ。10年かかったけど、待った価値はあると思う」と歓迎したよ。

ソース: Google Gemini co-lead Noam Shazeer leaves for OpenAI(CNBC, 6月18日)

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🔥 2. ノーベル化学賞のジャンパーがDeepMindからAnthropicへ

2人目はもっとびっくりしたかも。ジョン・ジャンパーが、約9年いたGoogle DeepMindを離れて、ライバルのAnthropicに移ることを発表したんだ。発表は6月19〜20日だよ。

ジャンパーは、タンパク質の立体構造をAIで予測する「AlphaFold」を率いた研究者。その功績で、DeepMindのデミス・ハサビスCEOと一緒に2024年のノーベル化学賞を受けているの。文字どおりの世界トップ級の科学者だよ。

彼はXで、ノーベル賞のことに触れつつ「約9年」のDeepMindを離れてAnthropicへ向かうと投稿。Anthropicでの具体的な役職は、まだ明らかにされていないんだ。

タイミングも示唆的でね。Anthropicはちょうど6月30日に「Claudeが科学の現場でどう使われているか」をテーマにしたオンラインイベントを予定していて、「AI for science(科学のためのAI)」に力を入れている最中なんだよね。

ソース: Nobel laureate John Jumper is leaving DeepMind for rival Anthropic(TechCrunch, 6月20日)

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🔥 3. Alphabet株が6月22日に約6〜7%下落、約1年で最悪の1日

この2件の移籍が同じ週に重なったことで、市場も反応したよ。

Google親会社のAlphabet株は、6月22日(月)に約6〜7%下落。報道では「約1年で最悪の1日」とされ、時価総額にしておよそ2500億ドルが吹き飛んだと伝えられているんだ。

ただ、原因は人材流出だけじゃないみたい。背景には、AIへの巨額投資の話もあるんだ。Alphabetは6月初めに、AIの設備投資をまかなうため株式発行で約800億ドルを調達すると発表していて、2026年のAI関連支出は1800億〜1900億ドルに達する見込みとされているの。

さらに、Microsoftのサティア・ナデラCEOが日曜のインタビューでAIの「コモディティ化(どこも似たようなものになる)」に触れたことも、投資家の不安をあおったと報じられているよ。

ソース: Alphabet paces for worst day in a year after AI talent exits(CNBC, 6月22日)

🔥 4. OpenAIはIPO前に「人材+政策」を増強

OpenAIの動きは、研究者の引き抜きだけじゃないの。

OpenAIは、上場(IPO)を前にして、技術と政治の両面で布陣を固めているんだ。具体的には、元ホワイトハウスのAI政策担当だったディーン・ボールを、新チーム「Strategic Futures」の責任者として迎えると発表したよ。

着任は2026年7月6日付で、チーフ・ストラテジー・オフィサーのジェイソン・クォンの下につくの。テーマは「壊滅的リスク」「再帰的な自己改善」「労働市場への影響」といった、フロンティアAIの政策まわりだよ。

シャジールのような研究者と、ボールのような政策のプロを同時に集める。IPOを控えたOpenAIが、技術的な信頼と政治的な信頼の両方を高めにいっている、という見方ができるね。

ソース: OpenAI is bringing on some big guns in the lead-up to its IPO(TechCrunch, 6月18日)

🔥 5. アナリスト評:「フロンティアの競争はAnthropicとOpenAI」

今回の人材移動を受けて、アナリストからも注目の声が出ているよ。

D.A. Davidsonのアナリスト、ギル・ルリア氏は「フロンティア(最先端)の競争は、いまAnthropicとOpenAIの間にあるように見える」とコメントしたと報じられているの。

紙の上のスコアではGoogleもトップ級なんだけど、「勢い」という点では別の絵が見えてきている、という整理だね。最先端のAI研究者は、いまや各社が数十億ドル規模の投資で奪い合う希少な資源になっていて、その奪い合いの中心にGoogleからの流出があった、というわけ。

つまり今回の話は、単なる人事ニュースじゃなくて「人材こそがAI企業の本当の競争力だ」ということを、市場とアナリストの両方がはっきり示した出来事なんだ。

ソース: Alphabet shares drop after top DeepMind and Gemini researchers join rival AI firms

今日の注目トレンド

今日のキーワードは「人材=AIの競争力」だよ。

モデルの賢さやAPIの値段ばかりが注目されがちだけど、その裏でモデルを作っているのは結局「人」なんだよね。トランスフォーマーの著者と、ノーベル賞の科学者。その2人が同じ週にGoogleを離れただけで、時価総額が大きく動いた。これって、AIの本当の価値がどこにあるかを物語っていると思うんだ。

下の考察記事では、この2件をそれぞれ深掘りして、「わたしたちが使うモデルにどう影響するの?」というところまで一緒に考えていくね。

よくある質問

ノアム・シャジールはどんな人で、いつOpenAIへの移籍を発表したの?
GoogleのエンジニアリングVPでGeminiの共同リードだった研究者です。現代のAIの土台になった2017年の論文「Attention Is All You Need」(トランスフォーマー)の著者の一人で、2024年にはGoogleがCharacter.AIを通じて約27億ドルで連れ戻していました。OpenAIへの移籍は2026年6月18日に発表されました(出典: CNBC, 6月18日)。
ジョン・ジャンパーは誰で、なぜAnthropic移籍が注目されているの?
タンパク質構造を予測するAI「AlphaFold」を率い、その功績でデミス・ハサビス氏とともに2024年ノーベル化学賞を受けた研究者です。約9年いたGoogle DeepMindを離れ、2026年6月19〜20日にAnthropicへの移籍を発表しました。Anthropicは「科学のためのAI」に力を入れており、世界トップ級の科学者の獲得として注目されています(出典: TechCrunch, 6月20日)。
これらの移籍でGoogle親会社の株価はどう動いたの?
Alphabet株は2026年6月22日(月)に約6〜7%下落し、約1年で最悪の1日と報じられました。時価総額にしておよそ2500億ドルが失われたとされます。ただし原因は人材流出だけでなく、約800億ドルの株式発行によるAI設備投資や、AIコモディティ化への懸念も重なったと報じられています(出典: CNBC, 6月22日)。